2004年5月

5月29日

起きられない!!
あれだけ気合い入れていたのに・・・・・・年をとるとあかんのかな〜

朝、7時半に出発。馬瀬川支流に9時半に到着(途中、年券をもらって来ました)。既に餌釣り師がいっぱい。いつものポイントへ向かう。先行者がいないか橋の上からうかがっていると餌釣り師が到着。話をすると早朝に既にここを攻めたそうだ。全然ダメだったので再度挑戦しに来たとのこと。
釣りを忘れ話が弾んでしまった。この釣り師は昨日からこの川に来ているとのこと。昨日はメチャクチャ釣れたといってクーラーに25cmクラス20本+尺イワナ1本が入っていた。愕然!

早朝に何処まで釣り上ったを聞いて、その上から攻めることにした。天気予報では、直ぐにでも雨が降るとのこと。急がなくちゃ。

釣る距離は、300m弱位かな。一般的には短い様だが100m1時間以上かかって釣るため距離的には問題なし。今回は、喜楽さんのモニターで当選したHalcyone 8'3" #3/4 グラスロッドでの挑戦。前回まで使うチャンスはあったがリールシートがリールに合わなかったりリールシートの留め金が取れたために修理していた・・・・筆おろしのためちょっと緊張。

ティペット0.3号2mに#12のカディスを結んでのスタート。フッタ感触は超スロー何だこれ!って感じでした。せっかちな私には待てん!!なれるのに時間がかかった。川岸の砂場に目をやると鹿かイノシシの足跡が!(これはデカイし深いからイノシシだと思うな)。イノシシには出会いたくないな。子供の頃、おじいちゃんから散々イノシシの怖さを教えられたから(私の住んでいる所も昔はイノシシが出たんですわ)

餌釣り師にいじめられているのか最初は出が悪く出てもチッチャー!!#12では大きすぎると判断。#14パラシュートに変更。絶対出ると思っていたポイントからは何の反応もない。やっぱ釣られちゃったかナー。

ここから上流は、浅い瀬がずーっと続く。餌釣り師には魅力の全然ないポイントが続く。ここんとこ雨が降らなかったので減水気味。ま、手当たり次第にフライを落としていくしかない。

ちょっとした深み(全然大したことはないが)があったので流すしかない。流れ込みからそっと流す。デタッ!!メチャクチャハデ。しかし合わせられない。ガックリ!ダメ元でもう一度流す。また出た!!それもさっき同様にハデに!でもダメ。「へったくそやな〜!」思わずもれた。エッ?合わせが下手じゃなくてアマゴがフライをくわえそこなっているってこと。
またまた試しにもう一度流す。また出た!「何じゃこれ!ええ加減にしとけよ!」今度は叫びました。もーあかんやろと思ったがもしかしたら・・・・更に流す。出た!!「よっしゃーッ!!今度はくわえた!」。18cmやっとですわ。写真をとってリリース。餌釣り師にやられちゃっていると思っていたので嬉しかったー。

気を良くして釣り上がる。この岩(本当は石)には絶対ついとるなと思うとその上流1m位から流す。ほら出た!気持ちいい〜!!読みが当たると幸福感がわいてくる。

テンポよくそれも手当たり次第、フライを流す。デターッ!!デカアマゴ!合わせが遅い!感触だけ残して去って行く!チッキショーッ!!アッまた!・・・・・・トホホホ

キャスティングには慣れたが合わせは、ロッドの柔らかさを考慮に入れてなかった!!あんぽんたーん!泣けました。
いやいやロッドのせいではない。今までの経験からデカアマゴは一呼吸おいてから合わせないと・・・というのが体に染みついているせいや。今度からは電光石火!

ほら出た!ピシッ!!アマゴがこちらに向かって飛んでくる。かわいそ〜

デカアマゴの派手な出方は今でも脳裏をかすめる。白いなまめかしい魚体が水面から飛び出し、まるで走り高跳びの背面飛びの様な感じで・・・・

雨は降りそうになくただ蒸し暑い。お茶を飲むと飲んだ先から汗が噴き出す。もう3時間以上釣っているが目指す堰堤までまだ100m位ある。疲れました。

今回の釣行では、13cm前後が多数釣れた。デカアマゴは×。バラしただけ。小さいのは8cm(かわいい!!)。これからは、毎週行きたいがなかなかそう言う訳にはいかんのよね。来週は田植えだし、今年は農事改良組合長だから水田の水のおもりをしなきゃいかんし。年とるといろんな役がまわってきて自由時間がなくなっちゃうのよね。

さてさて、Halcyone 8'3" #3/4 グラスロッドの紹介(辛口で)をしときます。

まず、自分には合わない部分から。まずは、リールシート。こういうリールシート全般に言えることだがリールとの相性があってリールとリールシートが合わないんだよねなかなか。私の場合、20数年前のORVIS CFOVとの組み合わせで使ったが取り付ける部分が薄くてリールシートにセットしても固定できない。ガタガタするのよね。リールの取付部分に両面テープで樹脂板を貼り付けて厚みをもたして取り付けました。
それと、リールを取り付けてからリールの取付安定感を見るためにリールを持ってきゅきゅって動かすとリールシートの留め金(竿尻の部分の留め金のこと)がポロリと取れてしまう。現にこのロッドも取れてしまって修理をしました。このためデビューが1週間遅れました。以前、ゆるいまま使っていて釣っている最中にリールを落下させたことがあるので凄く気になる。ま、ずいぶん辛口だがこのロッドだからということではないのでこのへんにしときます。

後、気になったのは、ジョイント部分が緩みやすかったことかな。実際2回ばか振っている最中に抜けちゃった。ま、これは、自分が気を付ければ良いことだよね。合わない部分はここまで。

いよいよ素晴らしい部分の紹介。まずは、クセになる!何がって?最初振ったときは超スローで何じゃこれ!?って感じ。ところが慣れてくるとロッドを振るスピ−ドが遅いのでラインスピードも当然遅くなる。ここからが素晴らしいところ。ラインスピードが遅くなるとラインが落下するような気になるじゃない。ところがラインにトルクが伝わっているのかグググッて感じでラインが伸びて行く訳よ。しかも0.3号のティペット2m+#14パラシュートが綺麗にターンしちゃうのよ。分かる!?おじさんこれには感激したね。このロッドは楽しめるよ。本当。

後はね、このロッドはパックロッドなの。4本で構成されているけどつないじゃうと違和感無し!私、良く出張で八王子経由で町田へ行くんだけど途中甲府で降りてちょっと釣りなんて出来ちゃいそう。楽しみな1本。釣行には必ず持っていくことになりそう。

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