1998年9月

9月10日
琵琶湖
晴れ
17〜30℃
朝はメチャ寒かった

1匹

外道2匹

9/10。今日は大津のトーヨーさんとのリターンマッチ。前回の屈辱をはらすため夜中の2時に起きて望んだ。朝の5時に奥琵琶湖ドライブインでの待ち合わせ。4時40分頃到着。何と彼は既に来ており朝食を取っていた。余裕のなせる技か・・・・。彼の荷物を積んで第1ステージへ。リターンマッチの火蓋は切って落とされた。

大浦お墓前。5時ジャスト第1ラウンド開始。トップで勝負!!。彼は自作のトーヨー’sオレンジコーチドッグ。私は渓’s倶楽部の川口さんから頂いたきんぐこぶら。かなり寒いがトップで出る気配がプンプンしている。まだ辺りは薄暗くてよく分からないがとにかくロングキャスト。アクション&ポーズ。これを繰り返す。足下には小鮎が群れている。バスから身を守るためだ。
横では彼が大パーマを起こしている。まだ薄暗いのでライトで照らして上げる。敵に塩を送る。辺りをよく見ると既に3人の釣り人が立ち込んでやる気満々の空気が漂っている。あまりの静けさに彼らの気配が感じ取れなかった。この3人もトップをやっているようだが釣れていない。私と言えば、シュルシュルルルル・・・ドッポン!!3人が思わず着地点の方に振り向く。静寂を乱しているのは私だけ。ごめんなさい。
釣れそうなんだけど全然出ない。トーヨーさんもダメ。耳が冷たい。指が冷たさでちょっと痛い。すっかり秋めいてしまっている。小鮎を喰いにバスが岸ぎりぎりの辺でバホバホやっているが見向きもされない。ミノー型ペンシルに交換してもいいのだが・・・・彼が交換しない限り換えるわけにはいかない。自称ベテランバスアングラー。琵琶湖に通って既に・・・・何年だ?10年?プライドが許さない。先ほどの3人は既にあきらめてどこかへ行ってしまった。よって彼と私だけの戦いの場となった。じゃまするものは誰もいない。ここで一気に差をつけようと先週2時間かけて特訓してマスターしたたきんぐこぶらのアクションを駆使。通用しなかった。1時間ちょっとやったが寒さのため2人ともギブアップ。第2ステージへ。

第2ステージは、海津大崎。前回大敗した場所での勝負。題して「常吉はどっちが上手?」。
前回同様ボートでの勝負となった。早速準備をして前回のポイントに出発。到着すると陸っぱりの釣り人が一人だけ。まるで我々の貸し切り状態。平日はこれだから良い。至る所でライズをしている。まずは2人共トップ。彼は先ほどの自作ルアー。私は、ゴダクレーのトップを真似した自作もの。彼にここでのトップのやり方を説明する。私はスポーツマンでもありフェアプレーの精神を大事にしている。キャストを繰り返す。「出た!!」思わず叫んでしまった。軽い。小バッチー?寄せてくると何とブルーギル。ブルーギルごときが私のルアーのフックを口に出来るほどちっちゃなものは使っていない。脳天にブッ刺さっていた。写真を撮ってはなしてやった。はなしてやる時に「ゴメンね」と無意識に言ってしまう。俺って何て心優しいんだろう。ギル助であれトップで出たものだからただでさえやかましいのがしゃべりまくる。続いて反則技のミノー型ペンシルに交換。さっきと違うって?私はそういう人間です。後ろめたさのみじんも感じません。何故反則技かって?実はこのミノー型ペンシルは、ここで使うために数年の歳月をかけ何度も何度もここでテストを繰り返して作り上げた物だからである。釣れないはずがない。案の定、何度もアタックされる・・・・がのらない。遂にヒット!!またもや叫んでしまった。まだまだだな。なかなかの引き、良い型?ボート縁に引き寄せてくる来ると何とハス。でっぷり肥えている。ま、いいか。外道ながらトップで2匹目。もー余裕のヨッチャン状態になったのは言うまでもない。
中にはバスのライズもあるがほとんどがハスのライズであることが分かった。トーヨーさんと言えば沈黙状態。前回の屈辱を果たせるか!?

しかし後が続かない。結局常吉にチェンジ。彼は早速1匹目を上げる。なかなかのコンディション。私にはアタリが無い。なかなか釣れないが彼はバラスものの2匹目、3匹目と釣り上げていく。私には反応すらない。ワームのカラーが違うのだ。同じ様な色に変えるがダメ。微妙!!
やはり秋のパターンになってしまってるようだ。2人もクランクに変更。第一投目、彼のクランクにヒットするが痛恨のバラシ。色々のルアーを試すがかすりもしない。再び常吉にチェンジ。
まずい。実にまずい。このままで行くとまたもや敗北。バスの顔すら拝めない状態となってしまう。このカラーではダメと思って引き上げようとした時である。ガツンと至福の感触!!慎重に慎重にランディング。やっと1匹目。彼はと言うと、「釣れると思っていれば釣れますよ」だって。参りました。余裕のヨッチャン状態が相手に行ってしまった。ギル助のアタリがごくたまにはあるのだが・・・・。
南風から北西の風に変わった。それもちょっと強い。湖面が荒れてきた。やばいこのままでは・・・と思っている矢先に彼がまたもやゲット。「釣れますね」だって。・・・・・・。
風が強くなり波が高くなってきた。ボートが沈のおそれが出てきたため上がることにした。ゲームセットである。
またもや敗北。あれほどはしゃいでいたのが・・・・完敗でした。何も言うことはありません。トーヨー師匠。これから師匠と呼ばせて頂きます。

帰り支度をして湖岸道路を大浦方面へと向かう。車の中から大浦の状況を観察。誰もいない。トップやる?とたずねると・・・・決まりである。彼は、朝の自作物。私も朝と同じきんぐこぶら。ここで一矢報いなければ面目が立たない。慎重にアクション&ポーズを繰り返すがアタリなし。彼はと言うとまたもやパーマ状態。ポイントは早い者勝ち。自分むき出し状態。
しかし・・・・・アカン!さっぱりダメ!!結局1時間弱やったが反応無し。せっかく神様が反撃のチャンスを与えて下さったのに。チャンスをくれるんなら1匹位釣らせろ!!

やはり腕の差か!?今回の教訓。「競争するならド素人とやれ!!」チッキショー!!

9月5日
琵琶湖
晴れ
17℃〜
朝は寒かった

2匹

夜中の2時に起きて琵琶湖へ行くようにと目覚ましをセット。10時に寝る。・・・・なかなか目覚ましがならない。何か雰囲気が違うような・・・外が明るいような気がする。ふと目覚ましに目をやると・・・・5時過ぎ。寝坊してしまった。思わず「目覚ましが鳴らんかった!!」と叫んでしまった。そしたらおかーちゃんが「何言っとるの自分で止めたくせに」と。鳴ったことすら覚えていないのに自分で止めた?ムムム・・・ま、そうしておこう。
急いで支度をして5時20分に自宅を出発。今回はボートでの釣りだ。本当は、5時前に琵琶湖に到着して明るくなる前にトップを試すつもりだったのに!!毎日、早朝の栗拾いとゲートボールの練習で疲れていたからしかたないか。

7時半過ぎに琵琶湖到着。既に人人人・・・・ぎっしりである。ボートを降ろす場所を見つけて支度を済ませたがポイントには、バスボ、アルミ、ゴムボそしてフローター。所狭しと浮いている。どうしようか迷ったあげく朝食を取りながら考えることにした。朝食はおかーちゃんが握ってくれたおにぎり。感謝しながら3個食べ、せっかく準備したのでやることにした。
皆さんがやっている縁に陣取ってまずはトップ。全然手応え無し。当たり前か。続いてクランク。DD22だ。皆さんの迷惑をかえりみずドボンと投げては引きまくるがこれまた反応無し。辺りの反応をうかがうが釣れていない。常吉、スピナベ、ガラガラ・・・・。皆さん色々やっているようだがダメだと見える。仕方無しに常吉にチェンジ。何度も何度もやってやっと2匹。それもとっても小さい幼児級。しかしこんなに混んだ釣りは琵琶湖に通って初めてである。気兼ねしながらのキャスト。イライラしてきたのでポイント移動。次の所も既にボートが数隻・・・・。今日はどうしてこんなに人が多いのか!!辛抱して色々試すが女神は微笑まない。次へ移動・・・・これを繰り返すが全然ダメ。結局最初の所に戻る。皆さんの状態を観察するが釣れていない。ダメ元でやってみるがやはりダメ。今日はアカン!!と決めたので10時半過ぎにあがる。今日は一体どうなっとるんや。
車を移動させながらすいている場所を探すがやはり無い。11時ちょっと過ぎ。遂に大浦まで来てしまった。お墓前に車を止めて様子をうかがいながら早い昼食を取る。またもやおかーちゃんが握ってくれたおにぎりをビールで流し込む。人が少ない。迷わずトップを試すことにする。きんぐこぶら一個だけを持って。
ロングキャスト、アクション、ポーズ。何度も何度も繰り返すがダメ。もっと丁寧にと自分に言い聞かせてやるのだが・・・・今日は本当にダメなので帰ることにした。これから帰ることを電話して帰路についた。

今回は、2匹釣れたもののストレスがかえってたまってしまった。もはや平日でないとダメなのか!!方法論を考えさせる一日、いや半日だった。

PS.数キロ行かない内にとっても眠くなり奥琵琶湖ドライブインで休むことにした。目が覚めてサー帰るかと思って車のキーを回すが反応無し。ン?エッ!!もしやと思いライトを確認。スイッチが入りっぱなし。ガビーン!バッテリーが・・・・。待てよボートのバッテリーがあるから大丈夫。後はケーブルだけ。トランクを探すが積んでない。ランエボに積み直したことを思い出して蒼白状態。駐車場を見渡すがトラックが一台も停まっていない。乗用車は結構停まっているがケーブルを持っているか一台一台たずねるのは恥ずかしい。トラックだったら出来るんだけどなー。しかたなしにおかーちゃんに電話。ヘルプミー!!おかーちゃんがケーブルを持ってランエボで飛んでくることになった。またもや頭が上がらない状態を作ってしまった。
おかーちゃんが来るまできんぐこぶらのアクションをマスターするため再度挑戦。あれこれやっている内におかーちゃん到着。ケーブルをつないでキーを回すと一発始動。
備えあれば憂いなし。釣りに行くときは色々なトラブルを想定して準備を怠りなく。あー情けな!!とこぼしながら今度は本当に帰路につきました。

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